「脳トレに効果的な方法が知りたい」
「そもそもダンスは脳トレになるのか?」
「ダンスを続けるにはどうしたらいいのか?」
と疑問に思っている人はいるのではないでしょうか。
ダンスとは、視覚と聴覚から入った情報を脳に届け、脳から腕や手足に運動情報を届ける活動です。
ダンスはストレス解消や運動不足解消だけでなく、脳のトレーニングになり、認知症を予防できると言われているのです。
本記事では以下の内容について説明します。
ダンスが脳トレに役立つ5つの理由
ダンスが脳トレに役立つ理由は、以下の5つです。
- 脳の血流を促進し、活性化する
- 記憶力や集中力を高める
- 判断力や創造性を養う
- ストレス解消やリラックス効果
- 運動不足解消
順番に解説します。
脳の血流を促進し、活性化する
ダンスをすることで、脳の血流を促進させ、活性化します。
振り付けを覚え、体を動かして表現するためには、脳を活性化させないとできません。目で見た情報を頭の中で整理し、腕や脚に動きを伝え、初めてダンスが成立します。踊ることで脳と体の連携が強化され、脳の神経細胞が新たな経路を作って、認知機能を維持していくのです。脳の中で多くの処理がなされているため、血流を促進し活性化に繋げられます。
ダンスは、高齢者にはウォーキングやジョギングをするより転倒のリスクが少ない、安全な有酸素運動です。脳の活性化して血流を送るダンスは、脳トレによって良い運動になります。
記憶力や集中力を高める
振り付けを覚えるためには、記憶力を維持し、集中しなければいけません。ダンス講師の動きをマネすることは、認知機能維持に重要です。
特に手足の細かい動きを覚えるためには、多くの集中力が必要になります。記憶力や集中力が高まると、脳の老化を予防でき、脳トレに役立ちます。
判断力や創造性を養う
ジャズやホップ、タンゴなどの音楽には、振り付けにあった表現方法があります。
その音楽にあった動きを繰り返し踊ることで、自然と判断力や創造性を養うことが可能です。
ストレス解消やリラックス効果
ダンスには、ストレス解消やリラックス効果があると言われています。
ダンスをすることで、ストレスやリラックス効果が言われている脳内物質のドーパミンやセロトニンが分泌されます。セロトニンの欠乏が、うつ病の原因だと言われており、ダンスはうつ病改善に役に立つと研究で報告されているのです。
運動不足解消
ダンスを習慣的に行うことで、運動不足が解消されます。
日が出る朝の時間に覚醒して運動を行い、日が沈んで夜は寝て体を休めることで、24時間のリズムで体にメリハリをつけさせます。これが、脳にとっても大切なことです。
脳トレに効果的な4つのダンスを紹介
ここでは、脳トレに効果的なダンスは、以下の4つです。
- シナプソロジーエクササイズ
- フラダンス
- エアロビクスダンス
- ディスコダンス
それぞれ解説します。
シナプソロジーエクササイズ
シナプソロジーとは、脳を活性化させるエクササイズの一つです。「左右で違う動きをする」「2つのことを同時に行う」といった普段慣れていない動きをします。間違えたり、混乱させたりすることで脳の活性化を図ります。
シナプソロジー研究所より、以下4つのエクササイズを紹介します。
- 相違じゃんけん
- スカーフお手玉
- 連続4動作
- 手首足首肘踵チェンジ
詳細は下記をご確認ください。
フラダンス
フラダンスは、ゆっくり動く有酸素運動と、体幹を鍛える効果があるダンスです。初心者には軽いウォーキング程度の運動量となり、中級者以上になるとジョギングと同じ運動量になります。
ゆっくりした動きを覚え、姿勢を維持するフラダンスは、脳と体を鍛えることが可能です。脳では、覚えて表現することで活性化します。
エアロビクスダンス
エアロビクスダンスとは、激しい音楽とリズミカルな運動に合わせ、心肺機能向上を図る有酸素運動です。軽快な動きに合わせて体を動かすので、反射神経を養えます。講師の動きに合わせてマネをするには、視覚と聴覚の情報が脳に必要です。動きを記憶し、脳を活性化させます。
ディスコダンス
ディスコダンスとは、曲に合わせてステップを踏みながら動くダンスです。音楽とリズムに合わせて体を動かし、脳をフル活用させます。
動きが早いダンスもあり、発汗作用がある有酸素運動です。汗を流すことで、リフレッシュ効果も期待でき、脳へ刺激されます。リズムに合わせて楽しくダンスでき、脳を活性化させます。
ダンスを始める前に準備しておきたい3つの始め方
ダンスを始める前に、以下の3つのことを確認しておきましょう。
- 自分に合ったダンスを選ぶ
- 無理のないペースで始める
- 楽しむことを忘れずに
それぞれ解説します。
自分に合ったダンスを選ぶ
まずは複数のダンスをしてから、自分の体にあったダンスを選択することです。
脳トレに効果的なダンスを紹介しました。それぞれ音楽や目的が異なります。特にディスコダンスは、リズミカルな音楽に合わせて、ステップを踏むハードなダンスでもあり、続かないケースもあります。
ダンスを始める際は、自分の身体能力や好みに合ったスタイルを見つけるのも優れた脳トレになるでしょう。それぞれのダンススタイルが要求する特定の身体的な能力や、音楽と身体表現との関係性を理解し、選択する過程そのものが、脳を鍛えているのです。
無理のないペースで始める
ダンスは脳トレに良いからと言って、最初から無理やり続けてしまうと、最後の方で続かなくなります。ご自身のペースにあわせ、無理のない範囲で続けることも、脳にとって大切なことです。
時間を決めてダンスするのも、脳にとっても良いことです。朝起きて覚醒したらダンスを5分だけでも、始めてみると良いでしょう。ご自身の都合がいい時間の5分間だけでも、ダンスをしてみましょう。
楽しむことを忘れずに
何よりも楽しむことが大切です。楽しくなければ、ダンスは続きません。
ダンスを楽しむコツは、音楽に合わせ思いっきり体を動かすことです。初心者レベルのものから始めることをおすすめします。初心者レベルのダンスが楽しくなると、難しいダンスにも挑戦できる意欲がわき、どんどん楽しくなります。
さらに回数を重ねていくと、運動不足も解消できるでしょう。ダンスの楽しさや運動不足解消、脳のトレーニングになることが、ダンスをする上での大きなメリットです。
ダンスで脳トレをおすすめする始め方3選
ダンスを始めてみたい人へおすすめする始め方を紹介します。
- 自宅でできるダンス動画
- ダンス教室に通う
- 仲間と一緒に楽しむ
それぞれ解説します。
自宅でできるダンス動画
ネットを繋ぐと、多数のダンス動画がアップされています。ネットのダンス動画には、以下のメリットがあります。
- 起床後や仕事から帰宅した後、就寝前など、好きな時間にダンスができる
- 周りに見られることもないため、服装を選ばずにダンスができる
- ダンス教室に通う交通費が不要で安価始められる
ネットのダンス動画には、以下のデメリットがあります。
- 自分でダンスを行う時間を決めてなければいけない
- 直接講師からの指導がもらえない
毎日ダンスを続けるためには、自分でダンスする時間を決めておかなければいけないことです。帰宅する時間が遅くなったり、朝寝坊してしまったりすると、決めた時間にできなくなり、ダンスが続かない原因になります。
ネットのダンス動画は、ネットを介してダンスを紹介するので、直接講師が指導しアドバイスをもらえません。たとえ間違った振り付けをしていても、指摘もありません。間違った動きが、体を痛めてしまう場合があるでしょう。
ご自身の予算やライフスタイルを考えて、ネットのダンス動画をするかを考えてみてください。
ダンス教室に通う
ダンス教室に通うと、決まった時間と場所でダンスができます。ダンスを続けるには、ダンス教室に通うことが効果的です。
自宅でできるネットのダンス動画と違い、講師から直接アドバイスをもらうことができます。間違った動きや体に負担を与える動きになっていないか直接教えてもらえます。
入会金や月謝、交通費などの費用が必要です。更衣室や設備、おすすめのグッズが揃っている教室もあり、費用がかかります。
ダンス教室はダンスを続けていく環境が整えられています。ダンスを続けるなら、経済状況に合わせて、ダンス教室に通うのがおすすめです。
仲間と一緒に楽しむ
ダンス教室やダンスのコミュニティで出会った仲間の支えが、ダンスを続ける原動力になります。仲間と一緒に楽しむことも大切です。
ダンスは一人で踊るより、複数人で成立するダンスもあります。脳や健康のためだけでなく、コミュニティの場でもダンスは大きなメリットがあります。
まとめ
本記事では、ダンスが脳トレに役立つ理由や効果的なダンス、ダンスの始め方を紹介しました。
ダンスが脳トレに役立つ理由には5つあります。
- 脳の血流を促進し、活性化する
- 記憶力や集中力を高める
- 判断力や創造性を養う
- ストレス解消やリラックス効果
- 運動不足解消
脳トレに効果的なダンスは4つあります。
- シナプソロジーエクササイズ
- フラダンス
- エアロビクスダンス
- ディスコダンス
ダンスを始めるのに準備しておきたいことは、以下の3つです。
- 自分に合ったダンスを選ぶ
- 無理のないペースで始める
- 楽しむことを忘れずに
ダンスを始めるのにおすすめする方法は、以下の3つです。
- 自宅でできるダンス動画
- ダンス教室に通う
- 仲間と一緒に楽しむ
ダンスは脳で振り付けを覚え、脳から手足に動きを指示するため、脳のトレーニングや認知機能維持に最適です。本記事を参考に、自分にあったダンスを続けてみてください。