はじめに:インストラクター戦国時代をどう生き抜くか
ダンスブームの定着やSNSの普及により、ダンスインストラクターの数は年々増えています。
ダンスに触れる人が増えたという意味では、とてもポジティブな流れです。
一方で現場では、
「なぜかクラスが続かない」
「体験には来てくれるけど、入会に結びつかない」
「生徒さんが静かにフェードアウトしてしまう」
といった悩みを感じているインストラクターも少なくありません。
以前は「踊りが上手い先生」であること自体が大きな価値でした。
今はそこに加えて、伝え方や関わり方まで含めて選ばれる時代に変わってきています。
この記事では、
・感覚だけに頼らない伝え方のヒント
・生徒が安心して続けられるクラスづくり
・インストラクターとしての働き方の広げ方
を、LinoPodの現場視点を交えながら整理していきます。
「感覚」だけに頼らない。伝わる言葉を増やすという選択
ダンスインストラクターは、自分の身体感覚が優れている方が多いため、
「ここをグッと」「もっとフワッと」「力を抜いて」
といった感覚的な言葉が中心になりがちです。
これは決して悪いことではありません。
ただ、大人の初心者や運動が苦手な人にとっては、
「何をどうすればいいのか分からない」と感じやすいのも事実です。
そこで役立つのが、感覚を少し具体的な言葉に言い換える視点です。
例)
× もっと腰を入れて
○ 骨盤を少し前に傾けるイメージで、後ろにお尻を引いてみましょう
専門用語を並べる必要はありません。
大切なのは、生徒が自分の身体を想像しやすくなる言葉かどうかです。
「なんとなく分かった」ではなく、
「だからできなかったんだ」と腑に落ちる瞬間が増えることで、
生徒の上達スピードや納得感は自然と高まっていきます。
生徒が続くクラスに共通する「安心感」
技術レベルが高いクラス=続くクラス、とは限りません。
継続率が高いクラスには、「ここにいて大丈夫」と思える空気があります。
1. 間違えてもいい、という前提
大人の初心者が一番怖いのは、
「できない自分を見られること」です。
・できなくて当たり前
・途中で止まってもOK
・笑われない空気
こうした前提があるだけで、クラスの居心地は大きく変わります。
2. 小さな「できた」を持ち帰ってもらう
90分で完璧に踊れる必要はありません。
それよりも、
・今日はこのリズムが分かった
・この動きだけは前よりスムーズ
・身体の使い方が少し理解できた
という小さな達成感が次回の予約につながります。
スタジオだけに依存しない、インストラクターの働き方
多くのインストラクターが抱える不安の一つが、
収入源がスタジオレッスンだけという状態です。
- スタジオ都合で枠が減る
- 流行や客層が変わる
- 体調や年齢の変化
そこで意識したいのが、働き方の分散です。
- 企業向け運動プログラム
- パーソナルレッスン
- オンラインレッスン・動画配信
- テーマ特化型ワークショップ
LinoPodが提案する「Mobile Gymスタイル」は、
インストラクター自身の強みを活かせる場を増やすための仕組みです。
「何でもできます」より、「これが得意です」
ブランディングの本質は、
どんな人に、どんな価値を届けたいかを明確にすることです。
- 30代からダンスを始めたい人
- 運動が苦手だけど身体を動かしたい人
- ストレス発散したいビジネスパーソン
「◯◯な人にとって通いやすい先生」
そう思ってもらえるだけで、比較されにくくなります。
まとめ:長く続けるために、少し視点を変える
ダンスインストラクターは、体を使う仕事です。
だからこそ、伝え方・関わり方・働き方を少しずつアップデートしていくことが、
インストラクターとしてのキャリアを延ばすことにつながります。
LinoPodは、
「もっと良い指導をしたい」
「ダンスを一生の仕事にしたい」
そんな思いを持つインストラクターの選択肢を広げる存在でありたいと考えています。
まずは、今の自分の伝え方やクラスを、
少し客観的に見てみることから始めてみませんか?
