【2026調査】大人ダンスの実態|Snow Manから昭和ヒット曲!世代別の「完コピ」ニーズと意外な本音

linopod.comでは、ダンスに関心を持つ20代〜60代以上の101名を対象にアンケート調査を実施(2026 年1月)しました。
本レポートでは、未経験・初心者層を中心とした回答者が「具体的に何を(楽曲)」「どのように(プログラム)」「何のために(効果)」踊りたいと考えているのか、その実態を報告します。

目次

1. 踊りたい楽曲:2極化する「挑戦」と「回帰」

「今、一番踊ってみたい曲」の回答からは、世代ごとに明確な選曲傾向が見られました。大きく分けて「現在のヒット曲への挑戦」と「青春時代の名曲への回帰」の2つの潮流が存在します。

① 【挑戦】Snow Man・K-POP(30代・40代中心)

最も回答が多く、熱量が高かったのが男性アイドルグループやK-POPです。

  • Snow Man(『カリスマックス』など): 「難しそうだが、カッコいいから挑戦したい」という声が多数。単なるファン心理を超え、複雑な振付を習得することへの意欲が見られます。
  • K-POP(TWICE、BTSなど): 「スタイルへの憧れ」「アーティストのような表現をしてみたい」という、視覚的な理想像への接近が動機となっています。

② 【解放】Mrs. GREEN APPLE(全世代)

『ダンスホール』などが、「歌詞が前向き」「曲調が明るい」という理由で支持されています。技術的な憧れよりも、楽曲の持つポジティブなエネルギーを体感したいというニーズです。

③ 【回帰】80年代ディスコ・平成ポップス(50代・60代以上)

  • 80年代洋楽・ディスコソング: 新しい振付を覚えるストレスなく、体が覚えているリズムで楽しみたい層からの支持を集めました。
  • マツケンサンバ・昭和歌謡: お祭り的な高揚感や、懐かしさを共有できる楽曲が選ばれています。

2. 求められるプログラム:「完コピ」への渇望と「アレンジ」への安心感

「どのようなスタイルで踊りたいか」という問いに対しては、回答者のスキル(未経験・初心者)と意欲の間に興味深いギャップが見られました。

① 未経験でも「完コピ」志向が高い

一般的に初心者は簡易的なダンスを好むと思われがちですが、アンケートでは「難しくてもいいので本人と同じ振付に挑戦したい(完コピコース)」への要望が根強く存在します。 特に30代においてはこの傾向が顕著であり、「子供騙しのダンスではなく、本物を体験したい」というニーズが読み取れます。

【求められるプログラム像】
オリジナルの振付をそのまま扱うが、進行速度は極めて遅く、分解して解説する「超・入門完コピクラス」。

② 40代以降に増える「フィットネス・アレンジ」需要

一方で、40代・50代からは「振付を覚えるのが苦手」「細かい動きより汗をかきたい」という声が増加します。

  • 「アレンジ」コース: 曲の雰囲気はそのままに、素人でも踊りやすく簡略化されたスタイル。
  • 「フィットネス」コース: 正確さよりも運動量を重視し、音楽に乗って体を動かす爽快感を優先するスタイル。

【求められるプログラム像】
覚えるプレッシャーを排除し、音楽への没入感を高めた「楽しさ優先型クラス」。

3. 期待される効果:世代で異なる「変身願望」の中身

「最高に楽しく踊れているとしたら、どんな気分になれそうか」という回答からは、ダンスに期待する「自己変容」の形が浮き彫りになりました。

① 20代・30代:「主人公」になれる効果

この世代のキーワードは「主人公」「アイドル」「スター」です。
仕事や家庭での役割から離れ、ダンスをしている瞬間だけは「自分が主役」になれること。また、「できた!」という達成感を通じて「自分に自信がつく(自己肯定感の向上)」効果を期待しています。

② 40代:「リフレッシュ・解放」効果

最も目立ったキーワードは「爽快」「スッキリ」「元気になれる」です。
日常の蓄積したストレスを発散し、心の澱みをデトックスする効果が求められています。「私、今かっこいい!」という自己陶酔感も、日々の活力源として期待されています。

③ 50代以上:「若返り」効果

50代以上の回答では「若返りそう」という言葉が頻出しました。
身体的な運動効果はもちろんですが、懐かしい曲やアップテンポな曲に合わせて動くことで、気持ちが活性化し、精神的な若々しさを取り戻す効果(アンチエイジング)を強く意識しています。

総括

調査結果からは、大人のダンス需要が決して「健康維持のための単なる運動」に留まらないことが示されています。
「憧れのアーティストになりきる(完コピ)」「青春時代に戻る(回帰)」といった具体的な没入体験こそが求められており、プログラム提供側には、参加者のレベルに合わせつつも、その「世界観」を壊さずに提供する工夫が必要とされています。


【調査概要】

2026年1月実施。

■ 回答者属性(集計対象:101名)

  • 年代: 30代(約44%)、40代(約36%)、50代(約14%)、その他(20代・60代以上)
  • ダンス経験: 未経験(63%)、昔やっていた(25%)、初心者(11%)

■ アンケート質問項目

  1. あなたの年齢を教えてください
  2. あなたの性別を教えてください
  3. ダンス経験について教えてください
  4. 今、一番「踊ってみたい!」と思う曲はなんですか?(曲名/アーティスト名)
  5. その曲を選んだ「一番の理由」は?
  6. もしその曲を踊るとしたら、どんなスタイルがよいですか?(希望スタイル)
  7. もし自分が最高に楽しくその曲を踊れているとしたら、どんな気分になれそうですか?
  8. (未経験・初心者の方へ)ダンスを始めるにあたっての「壁」はなんですか?

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