インストラクターのみなさん、レッスンの曲探しを始めたら、気づけばYouTubeやSpotifyで2時間経過…そんな経験はありませんか?
選曲はつい迷いがちですが、実は参加者の楽しさや満足度に直結する、とても大事な要素です。
今回は、特に初心者〜中級者の参加者が「このクラスに参加してみたい!」と思える曲選びのヒントを、参加者の声とともに3つのスタイル別にご紹介します。
さらにコラムの最後には、選曲を考えるときに役立つ「タイプ別選曲スタイル診断」もご用意しました。ぜひ参考にしてみてください。
1. 流行りを追いかける派 📱
TikTokや最新チャートで見つけた曲をレッスンに取り入れるスタイル。
イントロが流れた瞬間、参加者の表情がパッと明るくなり、「あ、この曲知ってる!」と声が上がることも。
SNSやテレビで耳にした曲で踊れるのは、それだけでテンションが上がります。
参加者の声
- 友達やSNSにシェアしたくなる誇らしさ
- 「流行に乗れてる!」という嬉しさ
- 知っている曲だからこそ、初めてでも入りやすい
💡 ポイント:最新曲は“場の空気”を一瞬で変え、全員のテンションをそろえてくれます。
2. 懐かしヒット派 📀
80’s、90’s、2000年代初期の名曲を使うスタイル。
イントロ数秒で「あ〜懐かしい!」と笑顔がこぼれ、世代を超えて一体感が生まれます。
なじみのあるメロディは、初心者でも安心してステップを踏める雰囲気を作ってくれます。
参加者の声
- 昔の思い出がよみがえり、気持ちがほぐれる
- 「この曲ならできそう」という安心感
- 共通の青春を共有しているような一体感
💡 ポイント:懐かしい曲は“心の距離”を縮め、技術よりも「楽しい時間の共有」にフォーカスできます。
3. 好きな曲優先派 💖
インストラクター自身が「この曲で踊りたい!」と心から思える曲を使うスタイル。
教えるときの表情や動きに自然と熱がこもり、その熱が参加者にも伝わります。
感情表現が重要なジャンル(ジャズダンス、ヒップホップなど)では、この情熱が振付の説得力をぐっと高めます。
参加者の声
- 先生が楽しそうに踊っている姿に引き込まれる
- 曲や動きに込められた“ストーリー”を感じられる
- 「このクラスは特別」と印象に残る
💡 ポイント:好きな曲は“熱量の連鎖”を生み、双方の満足度を高めます。
あなたはどのタイプ?選曲スタイル診断 🎵
下の質問に○か×で答えてみましょう。
流行りを追いかける派
- TikTokや音楽チャートの更新はついチェックしてしまう
- 「この曲、SNSで流行ってる!」と言われると嬉しい
- 参加者の年齢層は比較的若め
懐かしヒット派
- 昔の名曲がイントロだけで口ずさめる
- 「懐かしい〜!」という声を聞くのが好き
- 幅広い年齢層の参加者が多い
好きな曲優先派
- 好きな曲がかかると自然に身体が動き出す
- ワクワクする曲じゃないとレッスンに身が入らない
- 曲への愛が踊りや教え方に影響している自覚がある
✅ ○が多いタイプがあなたの主なスタイルです。
ただし、完全に1タイプだけの人もいれば、ミックス型も多いもの。
自分の強みとなるスタイルを知りつつ、参加者層に合わせて幅を広げることが、レッスンの魅力UPにつながります。
まとめ
選曲は「自分がやりやすいか」だけでなく、「参加者がどう感じるか」も大切な視点です。
次のクラスの曲を決めるときは、ぜひ
「この曲で、どんな笑顔が見られるだろう?」
と想像してみてください。
クラスの魅力も、参加者の笑顔も、まだまだ伸びていくはずです。